漢検準1級の語彙(1)
・亨通(こうつう)
通る.通達する.
・遁辞(とんじ)
責任などを逃れるためにいう言葉
遁は「のがれる」「かくれる」という意味がある
cf.遁辞を弄する 遁走
・鍾愛(しょうあい)
大事にしてかわいがること 深く愛すること
「ご寵愛」は人に対して使うが,「ご鍾愛」は人以外のものに対しても使われる
・嬰鱗(えいりん)
逆鱗に嬰(ふ)れること
「嬰」には赤子,めぐる,触れるといった意味がある
・臆度(おくたく)
おしはかること
・編輯(へんしゅう)
資料を整理選択して,書物・雑誌・新聞などの形にまとめること
輯→シュウ 葺→シュウ 揖→ユウ
・歎賞(たんしょう)
感心して褒め称えること
歎く→なげく 歎える→たたえる
・汎渉(はんしょう)
ひろくわたること
「渉」は川などをわたる(→徒渉),広く見聞する(→渉猟),
かかわりあずかる(→渉外・交渉)という意味がある
・鍛冶(たんや・かじ)
金属を鍛えたり,とかしたりして加工すること
冶る(いる),冶ける(とける),冶かしい(なまめかしい),艶冶(エンヤ)
・輿望(よぼう)
世間一般の人望
輿い→おおい
【参照】
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